切開手術や注射治療よりも魅力的なウルセラドライ
わきがや多汗症の治療は今までもいくつかありましたが、従来まではメスで皮膚を切開する手術がスタンダードだったため、治療に二の足を踏んでいた人もいました。
特に女性の患者さんでは、洋服で隠せる部分であっても手術跡が残るのは嫌だとあえて手間のかかる注射治療を選択する人も少なくありません。
手間をとるか完治をとるかという難題は、今まで多くの患者を悩ませてきました。
その悩みを解決する画期的な治療法として登場したのが、ウルセラドライです。
ウルセラドライは高密度焦点式超音波を用いた治療法で、汗腺層に焦点を合わせて限定的に熱を加えて損傷と破壊を促し発汗を抑えるというものです。
患者の状態によっては二回目の施術が必要になるケースもありますが、ほとんどの場合は一回で事足りるので注射治療よりも手間がかかりません。
当然皮膚を切開する必要はないので傷跡の心配もありませんし、別のクリニックでわきが治療をしてもらって効果が出なかったような場合や外的治療後で患部に傷跡があるケースでも、再治療という形でウルセラドライを受けることができます。
治療時間やダウンタイムも短いので、誰にも知られずに治療したい人や入院する時間がない人にも便利な治療方法となっています。